土地家屋調査士の業績向上方法~規模~
土地家屋調査士事務所に求められるのは1日にどの程度こなすことができるか。すなわち、業務量が求められます。
土地家屋調査士事務所に求められるのは1日にどの程度こなすことができるか。すなわち、業務量が求められます。
土地家屋調査士事務所の場合、主な受注先はハウスメーカーや不動産会社になりますが、大手と呼ばれる会社になればなるほど、「年間◯◯◯棟」といったように
ある程度の仕事量、受任数が確保できます。
これは経営面から見ても、安定的に受任ができるので、魅力的です。
一方で、「年間◯◯◯棟」と言った多くの仕事量が見込めますが、
ついつい事務所のキャパシティ以上の仕事を受任してしがちですが、
そのキャパシティ以上の受任は危険を伴います。
ハウスメーカーや不動産会社を攻略するにあたり、事務所としての1日あたりの業務(キャパシティ)と言うのは非常に重要になってきます。
「資格者◯◯名」とか「測量スタッフ◯◯名」など、
「1日に稼働できる業務量」で規模感を訴求することが
他事務所と差別化するには重要な要素になります。これが差別化の8要素の2つ目、「規模」です。
一方で、土地家屋調査士資格者は年々減ってきているので、採用面ではなかなか厳しいのが現状です。
そのような時におすすめしているのが「測量できる人」を採用するということです。
測量士でもいいですし、測量士補でもいいですし、極端な話、現場未経験者でも「現場に出て体を動かくのが好き!」な人でも良いわけです。
女性のパートタイマーでも良いかも知れません。
あえて未経験者を採用し、事務所のやり方を1から教えると言った事務所も多くあります。
事務所の規模感によっても採用戦略、マーケティング戦略は異なりますが、
ハウスメーカーや不動産会社を攻略して行くためには、「事務所としての規模感」が必要であるということを認識していただければと思います。
小川原 泰治(おがわら たいち)