ごあいさつ

広告規制・報酬規定の撤廃等の法改正を受け、司法書士事務所業界には「事務所経営」という課題が登場しました。これらの課題に応えるかたちで2005年に司法書士事務所向けのコンサルティングサービスの提供を開始、その後、お客様からの沢山のご支持を賜り発足から11年目の2016年に㈱船井総合研究所内にてグループ化に至りました。
発足以来、我々は「司法書士事務所のコンサルティングを通じて、社会に貢献するグレートカンパニーをつくる」ことをミッションに掲げて活動して参りました。

グレートカンパニーとは何か。

社会的価値の高い「理念」のもと、その「企業らしさ」を感じさせる独特のビジネスモデルを磨き上げ、その結果、持続的成長を続ける会社のことです。 そして、社員と顧客が「素晴らしい会社」だと誇りを持つくらいの独特のカルチャーが形成されている企業(事務所)のことです。
こういう事務所が日本中に根を張り、大きく育ち、花開けば、きっと日本から「その時助けてくれる事務所の存在を知らなかった」、「的確にアドバイスしてくれる専門家が近くにいなかった」ことで法律問題に苦しむ方がいない社会をつくることが出来ると思います。
さて、当グループは、司法書士事務所に特化したマーケティングとマネジメントの両方の領域において特化したコンサルタント及びスタッフで構成されています。また、全国各地で約200(2017年1月時点)の司法書士事務所様で構成されている会員組織(司法書士事務所経営研究会)を持ち、司法書士業務領域の拡大や需要創造、業務改善について研究を行い、近年では事務所承継やM&Aなども含めた幅広いニーズに応える体制を整えております。

私達が目指すべき司法書士事務所経営研究会の有り様。

ビジネスモデルの探究

厳しい状況にあると言われている司法書士業界だからこそ、安定経営を実現するための業態やビジネスモデルをより深く研究します。
・マネジメント分野のサポート
多くの事務所様で感じられていることだと思いますが、業績アップを実現するためには営業戦略と同時に人材戦略も同時に考えて実行していかなければ、安定的に業績を伸ばし続けることは難しいのです。資格者が退職したら、業務処理が滞るような脆弱な体制では、計画的な経営の実現は難しくなります。これを補うためにまず良い人財(資格者・新卒者)の採用と教育、彼らが辞めない、定着するための組織風土つくりや評価賃金制度も積極的にサポートしていきます。

手続実務までのサポート

業績アップと人財戦略に留まらず、手続実務までのサポートを進めていきます。手続方法がわからず目の前にあるマーケットにチャレンジできません。かつては誰も取り組まなかった「預貯金の名義変更手続」がその最たるものだと思います。これからマーケットが大きく変化する中で成長が見込まれている成年後見や家族信託なども手続きや書類の作成方法などがネックとなってくると思いますが、これらの手続実務のサポートをしていきたいと思います。

事業承継やM&Aについて

弊社と提携しているみらいコンサルティング社は事業承継やM&Aのプロフェッショナルです。自事務所の事業承継について、廃業予定事務所の購入やまた売却についても会員様が専門家のサポートが受けられる体制を整えております。

デジタル化、グローバル化への対応

急速に進むデジタル化に対応、また活用していくために弊社だけでなく、システム会社などの外部パートナー企業も巻き込んで、必要なサービスを会員様に提供していきます。

会員の皆様と一緒にマーケットを開拓、創造するような取組をしたい

全国津々浦々に構築したネットワーク、地域のリーディング事務所が集う場という司法書士事務所経営研究会の特徴を活かして、信金や金融機関、不動産仲介FC様や生命保険会社様に対して、新規マーケットの開拓をしていくような取り組みを始めます。
今後も大きな変化が予想される司法書士事務所業界で、少しでも皆様のお役に立てるようにメンバー一同精進して参ります。