資格者や優秀な人財を”安く””計画的に”採用するスキームとは
司法書士事務所コンサルティングチーム 浅野 大樹(あさの だいき)
今まで資格者を採用したい時には、人材紹介会社に依頼することが業界の通常の手段でしたが、最近では人材紹介会社に依存せず、自事務所で”採用コスト”を抑えて、”計画的に”資格者を採用するスキームが広まっています。
たとえば関西エリアで資格者を採用できた司法書士事務所様では「資格者計画採用スキーム」を構築後、1ヶ月以内に採用コストを4000円に抑えて資格者1名を採用できましたので、この事例から3つのポイント【採用人数=認知数×応募率×選択率】をお伝えします。
まず、1つ目のポイントは、「認知数を向上させるために、多くの母集団形成チャネルを準備する」ことです。そもそも認知数(自事務所のことを知っている人の数)が少なければ、実際に応募はされません。こちらの事務所様ではハローワークやキーワード広告、各種求人検索エンジンといった母集団形成チャネルを準備し、採用HPに125回訪問されたため、採用できました。
2つ目のポイントは「応募率を向上させるために採用HP(採用情報ページ)を作成する」ことです。経営理念や教育カリキュラム、独自性のある福利厚生、業務範囲や仕事の魅力などを掲載した様々なコンテンツを準備し、「この事務所の話を聞いてみたい」と思えるような”採用HP”を構築して応募率を一定の高い基準で固定させることが重要です。
最後のポイントは「選考辞退をされないために、自事務所の選択率を向上させる」ことです。多くの応募者は他の事務所と同時並行で選考を進めているため、「選考辞退」をされてしまう可能性があります。そこで「事務所紹介資料」や「キャリアビジョンシート」等のツール類を活用して、自事務所を選択させる必要があります。こちらの事務所様では所長自らが面談に対応して応募者をグリップすることで、選考辞退を防いでいます。
採用は今後も難しくなる傾向にあり、高いコストをかけるだけでは採用できないため、採用活動にも”戦略””戦術””戦闘”が必要になってきます。地域一番事務所になるためには、できる限り採用コストを削減して優秀な人財を計画的に採用できるスキームを構築することを強くお勧めいたします。
11月14日、15日には、司法書士事務所が司法書士資格者を採用するために必要なノウハウを大公開するセミナーを東京と大阪で開催いたしますので、ぜひご参加をご検討ください。
http://www.funaisoken.co.jp/seminar/315805.html
浅野 大樹(あさの だいき)