最新版!ドローン測量について解説!実際の導入事例もご紹介!!

最新版!ドローン測量について解説!実際の導入事例もご紹介!!

1.ドローン測量について詳しく解説!

いつもご購読ありがとうございます!船井総研 小川原と申します。

本日は弊社の土地家屋調査士事務所様のクライアント先でも導入が増えてきている「ドローンを使用した測量」についてお伝えさせていただきます。

早速ですが、皆様はドローンによる測量の全体像はお分かりでしょうか?ご存知の方も多いかと思いますが、ドローンを活用した写真測量となります。

ドローンと言えば、最近は映画でもテレビでも空撮を活用した映像をみたり、高齢の方への宅配にドローンを活用するニュースが流れたりと目にすることも多くなってきました。
今となってはドローンが飛行している場面を見るのも珍しくなくなってきました。

最近になり、土地家屋調査士業界でもドローンを活用する先生方が増えてきました。
測量会社や開発許可・宅地造成事業を行うエンジニアリング会社では既に導入されている会社も多く、公共測量では、活用されることの多いドローン測量ですが、民間の仕事が多い土地家屋調査士業界では行政との兼ね合いや住宅密集地での航行へのリスクの面からなかなか進まない現状があります。

しかし、2024年にはドローン市場は5,000億円をも上回るといわれています。
その中で測量分野もドローンの活用が進んでいくと言われている分野の一つです。

 

2.ドローン測量導入のメリットとは

ドローン測量導入のメリットは以下の通りです。

①広大な測量現場を短時間で測量できる!
2,000㎡を超えるような広大な土地だと通常1週間から中には1ヶ月も掛かってしまう現場があると思います。ですが、ドローン測量の場合、広さにもよりますが、現場作業は当日内に完了することが可能です。今まで敬遠していた広大地の測量も積極的に受託することができます。

②人が入れない場所でも測量が可能!
山間部や建物同士が密着している現場を経験された先生方も多いかと思います。測れないどころかそもそもその現場に入れないこともあるのではないでしょうか?そのような現場でもドローンは活用できます。広大地の測量のみならず、入りづらい現場、困難な現場でも効率よく作業を行うことができます。

③人手不足にも対応!
測量業界は全国的に採用が難しくなっています。先生方も採用したいがなかなか採用できない、といった先生方も多いのではないでしょうか?
そのような状況でもドローンを活用することで、人がやっていた作業をドローンにしてもらい「省人化」を実現することで、採用が難しい先生方でも業績アップにつなげることができます。

このように、ドローン測量では、今まで敬遠していた業務を受託することができ、さらに人を増やさなくても対応できるようになるのです。

加えて、一部では導入が始まった5G。
ドローンにおいては、この5Gの技術が強力な追い風になってきます。より遠くまで、より早く、よりきれいにデータを届けることができます。

 

3.ドローン測量にオススメの機体やソフト

弊社のクライアント先で使用されている機体やソフトを主にご紹介させていただきます。

①機体について
ドローン機体については、世界トップシェアのDJI社製(https://www.dji.com/jp)が一般的です。標準のカメラが4K対応ということで、高画質です。このカメラの画質は測量精度に直結してきます。また、世界トップシェアということもあり、安心してお使いいただけると思います。

②解析ソフトについて
Pix4DもしくはMetashapeが多く使われています。どちらが優れてるか、は使用される方々の好みの部分もありますので、一概には言えませんが、ドローン測量を行う場合、このような解析ソフトが必要不可欠になります。

③CADソフト
点群データから平面図に起こす場合、CADソフト上で点群処理をしていく必要があります。CADメーカー各社からも3次元対応のCADソフトが販売されてきますので、合わせてご準備いただく必要があります。

上記の通り、様々なものを準備しておく必要がありますが、補助金や助成金をうまく活用することで、参入ハードルを下げることも可能です。
弊社にクライアント先でも補助金の活用をされた事例もございますので、「使えるものはうまく使い」事業を進めて行きましょう。

 

4.ドローン測量の導入事例をご紹介!

メリットや必要なソフト、機体に関してはお分かりいただけたかと思いますが、ドローンを導入した具体的な事例をお伝えいたします。

①現場作業工数が1/4に削減できる!
測量業務は2人1組で行い、かつ広大な土地であればあるほど、作業時間は長くなります。例えば、ヘクタール単位の現場であれば、通常1週間程度かかるところを、ドローンであれば最短で1日、どんなに長くても2日で完了することが可能です。

②驚異の利益率50%!
通常、利益率の高い事務所でも10%程度です。ドローン測量では単純に作業時間が短いことで人件費が削減できますし、飛行の初期設定、安全運航の監視と業務が簡略化されています。人件費の削減、稼働時間の削減、自動航行による省人化により高い利益率が残すことができるのです。

③高品質な成果物!
ドローン測量で得た点群データを基に作成できるオルソ画像を提供することが可能になります。通常、平面図やGoogleEarthによるデータは納品することがあるかと思いますが、より見やすい、より分かりやすいオルソ画像を納品することでスピードや価格面以外の付加価値を提供できるようになるのです。

④付加価値訴求ができる!
コロナ禍において、オンライン内覧のように現地に行かなくても物件の内覧ができるサービスが注目を浴びました。
多くの映像素材からお分かりになるように、ドローンによる物件の写真や動画の撮影を行うことでよりわかりやすく、物件の付加価値が高まっていきます。
実際にドローンで撮影した写真をポータルサイトに掲載した結果、反響率が高まったという事例もありますので、ドローンは測量だけではなく、空撮でも活用できると言えます。

今回は、「ドローン測量について解説!実際の導入事例もご紹介!!」と題しまして、土地家屋調査士事務所におけるドローン測量の活用についてお伝えさせていただきました。
既にドローン測量を導入されている方、これから導入を検討されている方に少しでも参考になれば幸いでございます。

ドローン測量に興味のある先生方は以下の「ドローン測量研究会」に無料ご招待いたします。(1事務所2名様までご招待させていただきます。)
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【執筆者:小川原 泰治】

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