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士業支援部の吉見です。

先日、「司法書士･土地家屋調査士事務所経営研究会」を開催いたしました。
6月例会では、「資格にとらわれないBtoBマーケットの開拓」をテーマに、
既存事業に加えて付加価値となる商品についてゲストをお招きし、事例を交えてご講演いただきました。
今回のコラムでは、先日開催された研究会についてご紹介いたします。

6月例会のハイライト

新型コロナウイルスをきっかけに変わった世の中は常態化しており、
このタイミングでの変革に踏み切れないと、今後淘汰される事務所は増えてくることが予想されます。
そんな中でも生き残る事務所となるには、既存事業を深堀り、革新しながら、
新規分野の推進を行い持続的な成長が実現できている状態を作らねばなりません。
当日は、そんな「両利きの経営」に既に取り組まれている
司法書士･土地家屋調査士事務所様のゲスト講座を中心に、
下記のような内容でお届けいたしました。

【第一講座（司法書士）】民事信託を活用したBtoB開拓事例
司法書士法人ファミリア：マネージャー 國枝 哲哉 氏
メイン業務であった債務整理に加え、民事信託にも注力、
その結果、一般的な事務所の生産性の1.5倍もの生産性を実現されました。
民事信託へ注力する上での不安や成功のポイントに加え、
開拓先となる不動産会社・税理士・金融機関に対しどのように提案したかなど、
実際に取り組まれた事例を交えてお話いただきました。

【第一講座（土地家屋調査士）】ドローン測量の最新事例
栁土地家屋調査士法人：代表社員　柳 和樹 氏
早くからドローン業界へ参入されたドローン業界内でも最先端を行く事務所様で、
大手中小問わず、ドローンに関わる各社からのご紹介を得ておられます。
比較的新しい業界と思われるドローン業界においても既にライフサイクルは進んでおり、
そのような市場感の中で土地家屋調査士事務所がドローンを商品としていくために
必要なポイントと参入して得られたメリットについてお話いただきました。

【第二講座（司法書士）】民事信託をフロントに相続業務を最大化するためのポイント
株式会社 船井総合研究所：士業支援部 事業開発グループ リーダー　寺田 眞音
現状の司法書士業界を取り囲む環境から、今こそ転換すべきポイントとして
・ 新たな集客&売上の柱として民事信託（認知症対策）を付加
・ 自社の資源を活かし、外注先から、集客&サービス共創パートナーへ
・ 法律の専門性は活かしつつ、コンサルティングでの価値発揮へ
の3つをお伝えさせていただき、その詳細と進め方について解説いたしました。

【第二講座（土地家屋調査士）】時流に適応した土地家屋調査士像とは
株式会社 船井総合研究所：士業支援部 事業開発グループ マネージャー　小川原 泰治
参加会員様の同士で土地家屋調査士だからできる商品は何かを議論いただきつつ、
時流に適応した事務所となるためのコンサルティングの事業化に向けて
・ 測量業をフロント商品にコンサルティング業務を強化
・ デジタルを活用し、フロント商品（測量）を最大化させる
というポイントをお伝えさせていただきました。

【第三講座（司法書士）】2021年上期の成功事例共有
株式会社 船井総合研究所：士業支援部 マネージング・ディレクター　小高 健詩
2021年上期の成功事例（司法書士）として、
コールセンター×オンライン交流会により、不動産登記分野2年で5,000万円アップ
事例について解説させていただきました。

【第三講座（土地家屋調査士）】2021年上期の成功事例共有
株式会社 船井総合研究所：士業支援部 事業開発グループ マネージャー　小川原 泰治
2021年上期の成功事例（土地家屋調査士）として、
集客・営業、業務処理、請求・入金の各フェーズでの
各事務所様の取り組み詳細について解説させていただきました。

次回例会のご案内

船井総合研究所では、2ヶ月に1回ペースで上記のような
業種別の経営研究会を開催しております。
次回は「組織マネジメント」をテーマに豪華ゲストをお招きしたコンテンツを予定しておりますので、
ご興味のある方はぜひ無料のお試し参加をご活用くださいませ！
▼詳細・お申し込みはこちらから
https://shihousyoshi-samurai271.funaisoken.co.jp/page-93/page-264

日程：2021年8月21日（土）
時間：11:00～16:30
会場：オンライン（Zoom）

【執筆者：吉見 智裕】