これからの士業事務所に求められること:パート②

これからの士業事務所に求められること:パート②

皆様、こんにちは。
株式会社船井総合研究所の宮戸です。

今回のコラムでは、「これからの士業事務所に求められること②」についてお伝えいたします。(前回からの続きです)

① 集客と業務処理でデジタルとテクノロジーを活用
② 顧客ニーズを把握してより顧客志向を追求した体制を構築
③ ○○依存から脱却した生産性の高い事務所づくり

持続的な成長をするために必要なこと

前回のコラムに引き続き「持続的な成長をするために必要なこと」について今回のコラムでも取り上げています。
持続的な成長をするためは、「集客と体制構築を両輪で考える」が重要になります。

集客におけるポイントは、「販促効率がいい集客方法に投資を集中させる」ことです。

①効率の良い「販促手法3つ」に投資を集中
過去2年間の数値をもとに投資対効果が一番高いものを選択

②「ブランディング」を軸とした集客戦略
選ばれる事務所になるため認知度を上げる戦略を実施

体制におけるポイントは、「顧客満足度が高い体制構築」ことです。

①生産効率が高い「分業体制」の導入
資格者・補助者・パートの役割と即戦力化を仕組化

②「脱資格」をベースとしたビジネスモデル
資格者に依存しない売上を上げる仕組みを考える

販促効率がいい集客方法とは?

増やしたい分野によって集客方法は変わりますが、集客方法は多岐に渡ります。
それをいかに3つに絞り込み最大の成果にしていくかが重要で、それには「データ」をもとに判断することが一番の近道です。

・専門サイトの制作とコンテンツ拡充
・無料相談会、セミナー活動
・ロードサイド看板
・広報誌、フリーペーパー
・お悔やみハンドブック
・他士業の連携先を開拓
・葬儀社
・不動産会社
・金融機関、高齢者施設、保険代理店

それぞれのルートにおいて紹介される案件数と内容が異なりますので、いまの事務所の強みやこれまで培ってきたものを活かして3つに絞るということをおすすめします。

紹介元や一般の相談者など満足度が高い事務所には「リピート」が増えてきます。
開業年数によっても徐々に増えてくるという事もありますが、リピートの源泉は「満足度」です。

この満足度を追求していく上でどういった体制が必要なのかという事を考える必要があります。

・人材の採用(資格者・正社員・パート)
・面談担当者の育成
・分業体制の導入(業務細分化・適正化)
・人時生産性の把握(労働時間を把握)
・案件進捗を管理する仕組みを導入(kintone)
・業務を標準化するマニュアルの整備

取り扱う分野によっても適切な体制は変わりますが、顧客満足度が高い事務所を作るには必要な要素となります。

事務所のいまの状況を判断するには何が必要か?

今の事務所を多面的にかつ客観的に見ることができるのはある意味「外部の人間」です。
所内にいると従業員や代表自身もある種客観的に見ることができないため、今の立ち位置を振り返るということがするのであれば、外部の人間に状況を見てもらうことが必要です。

何が課題で次の打ち手はどうするのかという点においても船井総研に相談していただくことも可能ですので、ぜひ今の状況を整理したいという事務所に関してはお気軽にご相談ください。

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