土地家屋調査士事務所における営業強化のための4ステップ
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いつもお読みいただきありがとうございます。船井総研の吉見です。 今回は、「土地家屋調査士事務所における営業強化のための4ステップ」 をテーマにお伝えします。
これまでであれば、 ・「営業しなくても、定期的に仕事はくる!」 ・「むしろ、仕事が忙しくて仕方がない…!」 というのが、一般的な土地家屋調査士事務所の 受注感と経営課題でありました。
しかし、コロナ禍の影響や新築件数の減少に伴い、 ・「例年よりも仕事が落ち着いている…」 ・「これから先どうなるかが不安…」 と感じられることも増えてきたのではないでしょうか。
つまり、土地家屋調査士事務所経営において 安定経営や事業存続を目指すためには、 仕事を獲りに行く、「営業」の重要性が 今まで以上に高まってきているといえます。
では、このような課題の解決策は何か? それはズバリ、「代表が営業に行くこと」です。
土地家屋調査士事務所業界の特徴として、 一度、顧客と繋がりができれば安定的に受注できることから、 継続的な営業を実施している事務所は決して多くありません。 つまり、現状とてもシンプルですが、 代表が営業に動くだけで他社と大きな差別化が図れるのです。
そして、ここでカギになるのは 「代表が営業に行く時間をいかにつくるか」 というところにあります。
「わかってはいるけど、なかなか営業に時間を割けないなあ…」 「わかってはいるけど、そもそも営業したことないしなあ…」 そうお思いの土地家屋調査士事務所代表の方も多いと思います。 しかし実は、それらは下記の4つのステップで解消できます。
STEP1代表以外でもできる業務を、代表で対応するのをやめる
代表が営業できる時間をつくるために、まずは手元業務の整備を行います。 代表以外でもできる業務は他メンバーへ分担するなどして、 既存業務における代表の負担軽減を目指します。
STEP2代表から切り分けた業務を実施するメンバーを採用する
代表が手放したい業務を依頼するメンバーがいないという場合は、 補助者あるいはパートを採用し、できることから少しずつお任せするようにしましょう。
STEP3代表が営業に注力できるようにするため、社内教育を行う
理解度と習熟度を把握し、定期的な指導機会を設けることで、 事務所全体としてのサービス品質担保と各員の業務幅の拡大を目指します。 代表が必要以上に案件への対応に迫られることがないようにします。
STEP4代表が営業しやすくなる提案資料を準備しておく
事務所が対応できるサービスを明示した資料を事前に作っておきます。 代表はそれを相手に渡して、見ながら話せばよいので、 時間をかけ過ぎず、より楽に営業することが可能になります。
上記、ぜひご参考にしていただき、貴事務所でも実践してみてください。 今すぐ動けるという代表は、積極的に営業へ出ていただき、 まだ動ける時間がないという代表は、営業に注力できる事務所づくりから始めましょう。
今回もお読みいただきありがとうございました。 次回のコラムもお楽しみに!
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【執筆者:吉見 智裕】